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若狭塗(福井)

若狭塗(福井)

若狭塗について

日本で流通する箸はかつて約7〜8割、中国産の箸が増加する近年においても5〜6割が福井県小浜市若狭でつくられています。ほかの産地の名で売られている箸も、木地の製作から塗りまでは若狭でおこなわれていることがほとんどです。若狭塗は小浜藩の御用塗師である松浦三十郎が中国の漆器を参考に始めたと伝えられています。江戸の中〜後期にかけて最盛期を迎え、裕福な商家で使う調度品として用いられました。そのため螺鈿や卵殻、蒔絵などの加飾の技法が発展し、汁椀など庶民のための器はつくられませんでした。箸に関しても華美なものが多いなか、創業1909年の政道商店ではシンプルかつ安くて丈夫な箸も手がけています。

特徴

政道商店の若狭塗箸には合成漆と本漆の乾漆粉が使われています。木地に下塗りし、中塗りとして合成漆を5回程度、上塗りとして乾漆粉を混ぜた塗料を塗ります。この乾漆粉には粗いものと細かいものがあり、注文に応じて使い分けます。そして最後に塗料が落ちないように、加えて強度を増すためにオーバーコートを塗ります。大手メーカーでは機械化されていることも多い塗りの作業を、熟練した職人の手作業で行っています。

魅力

乾漆粉はざらついているため、箸の先端で滑り止めの役目を果たします。乾漆粉の質感が見た目にも美しく、丈夫さと使いやすさにも一役買っています。日常に取り入れられるシンプルなつくりと価格も魅力です。

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